ネジで犬は作れる?初心者でもできるネジ動物 溶接DIY入門~ネジ・ボルトで作る犬の金属アート~

「ネジで犬を作る」と聞いて、最初は「それって本当に犬に見えるの?」と思いませんでしたか。
私もそうでした。でも実際に六角ボルトと数個のナットを机の上に並べて形を作ってみたら、「あ、犬だ」と自分でも驚くくらいにちゃんと見えたんです。しかも、ちょっと失敗してもそれが味になって可愛かったりするんです。
この記事では、ネジ犬の作り方とコツを、実際に作った経験をもとにまとめました。溶接を始めたばかりの方や、家庭用溶接機で何か形になるものを作ってみたい方の参考になったら嬉しいです。
ネジ犬とは?ボルトやナットで作る人気の溶接DIY
ネジ犬とは?なに?と思いませんか?
ネジ犬とは、ネジ・ボルト・ナット・ワッシャーなどの金属部品を組み合わせて作る犬のオブジェです
溶接初心者向きのネジ動物は、カタツムリの方が簡単なのですが仕上がり具合は断然、犬の方が私は達成感がありました。
理由は、単純で出来上がった感じが可愛いからです。そして簡単に作れます。
- 頭(ナット1個)
- 胴体(ナット2個)
- 首(ナット1個)
- 鼻(袋ナット1個)
- 足(ネジ4本)
- 耳(ワッシャー2個)
- 尻尾(ネジ1本)
「頭はここ、胴体はここ」と仕上がった時のイメージもしやすく、初めて金属アートを作る人でもどこを溶接したらいいのか分かりやすいです。
私が最初に作ったとき、仮置きの時点であっ!なんか犬っぽいとわくわくしました。

ネジ動物が溶接初心者におすすめな理由
1. 点付け中心で作れて修正がきく
長いビードをきれいに引くには多少の技術が必要になります。ネジ動物はどこをどのパーツにくっつければいいかが直感的にわかるので、溶接個所を見失う事もないです。
溶接箇所が少ないため、作業時間も短く集中力が続いている間に仕上がり最初の1作品として丁度いいと思います。
2. ラフでも「味」になる
初心者が最初に悩むのが「まっすぐ付かない」「左右対称にならない」という点です。でもネジ犬はそれが逆に魅力になります。
少し傾いた頭、ちょっとはみ出した耳。そういうズレが「手作り感」になって、机の上に置いたときの存在感がちょうどよくなるんです。私は2匹目を作ったとき、わざと耳の角度を変えてみたり首を傾げさせて困っている雰囲気を出してみたりと1つ1つ違う表情になるのもネジ動物の魅力です。
3. 「作った」という実感がある
端材でビードの練習をするだけだと、どうしても単調で飽きてきます。ネジ犬のように完成形がはっきりしている作品は、作る過程に楽しさがあって、完成後に「自分で作ったものが手元にある」という感覚があります。
この感覚が最初にあるかないかで、溶接を続けるモチベーションが全然変わってきます。

ネジ犬を作るために必要な材料
材料はすべてホームセンターで揃います。数百円もあれば全部買えます。
- 頭:ナット 1個
- 胴体:ナット 2個
- 首:ナット 1個
- 鼻:袋ナット 1個
- 足:ネジ 4本
- 耳:ワッシャー 2個
- 尻尾:ネジ 1本
最初からサイズを完璧に揃えようとしなくてOKです。
家に余っているネジやナットを使ってみると、予想外のサイズ感でかわいくなることがあります。
「ちょうど余ってる」材料で気軽に始めてみてください。

ネジ犬の基本的な作り方
STEP 1:まず並べて完成イメージを固める
溶接の前に、机の上で全パーツを並べてみてください。ここが一番大事なポイントです。
頭の角度、胴体とのバランス、足の長さ、尻尾の向き。仮置きでいろいろ試してみると「この角度の方が犬っぽい」という発見があります。私は最初の仮置きだけで10分くらい悩みました。
初心者ほど、仮組みを省略しがちなので注意してください。
ただ、イメージが出来ても実際の仕上がりがイメージ通り行くかどうかは別問題です。(笑)
STEP 2:点付けで順番に固定していく
仮置きのバランスが決まったら、点付けで軽く固定していきます。一度に長く溶接するとズレやすく修正も大変なので、「小さく止める→確認する」を繰り返してください。
おすすめの順番はこうです:
- 胴体のナットを固定する
- 頭の部分を作る
- 首のナットを頭と胴体に固定する
- 足のネジを4本取り付ける
- 尻尾のネジを固定する
頭が重たくなるので頭と胴体を先に固定します。そして全体のバランスをとりながらが足を固定していきます。足は1本付けたら立つかどうか確認してバランスとりながら付ける位置を決めていきます。


STEP 3:全体を確認して仕上げる
全パーツを点付けしたら、一度机に置いてみて、ぐらつきや傾きがないか確認します。
問題がなければ必要な部分だけ補強して完成です。
小物作品なので、無理に溶接を足す必要はありません。補強するとどうしてもスパッタが飛んでしまうので見た目重視で、必要最小限でOKです。
もう少しした方がいいかな?念のため、ここも補強しておこう。となってしまい溶接しすぎて形が崩れるのが初心者あるあるなので、少し圧力を与えても外れない。と思ったら止めるのが正解です。
ネジ犬を作るときに失敗しないコツ
点付けを多用する
何度も言いますが、これが一番大事です。一気に仕上げようとせず、仮止め→確認→少しずつ補強、この流れを守ってください。途中でズレに気づいても、点付けのうちなら修正がきます。
足のバランスを慎重に確認する
4本足というのが意外と難しくて、1本でも長さや角度がズレるとガタつきます。さらに頭の部分が重くなりがちなので、前後のバランスも気にする必要があります。
私がやっていたのは「まず前足1本、次に後ろ足1本を仮止めしてバランスを確認する」という方法です。全部いっぺんにつけようとすると調整が難しいので、1本ずつ確認しながら進めてみてください。
作り込みすぎない
慣れてくると「もっと耳を大きくしよう」「もっとリアルにしよう」という気持ちになってきます。でも最初のうちは、シンプルな方が成功しやすいし、見た目もすっきりかわいくなります。

家庭用溶接機でもネジ犬は作れる?
問題なく作れます。
ネジ犬のような小物作品で求められるのは、厚い鉄板を深く溶け込ませる能力ではなく、小さなパーツを安定して点付けできる扱いやすさです。DIY向けの100V溶接機はまさに小物の為の溶接機といえます。
家庭用コンセントで使えて、ワイヤーが自動で送給される半自動タイプなら、初心者でも扱いやすく、いきなりフェンスや棚を溶接しようとして失敗して心がれてしまうより、こうした小物から始める方が、溶接機の感覚をつかむのが早いです。
今回、使用した溶接機はこちらです。
https://yousetsuki.com/product/welding-machine/mig140/
溶接初心者向けで本体購入で溶接に必要な付属品もついてきます。


ネジ犬作りは、溶接の楽しさを知る最初の一歩
溶接というとフェンス補修や鉄骨加工のような本格的な作業をイメージしがちですが、最初からそこを目指す必要はありません。
ネジ犬のような小さくてかわいい作品から始めることで、「点付けってこういう感覚なんだ」「パーツのバランスって大事だな」という基礎が、楽しみながら自然に身につきます。
- 難しい加工が少ない
- 材料費がほぼかからない
- 点付け中心で作れる
- 完成後に飾れる達成感がある
- 次の作品へのモチベーションにつながる
1匹目が完成したら、きっと2匹目が作りたくなります。顔の表情を変えてみたり、サイズを変えてみたり。そうやって少しずつ上達していくのが、ネジ動物づくりの楽しさです。

実際に作っている様子を動画にまとめているので、ぜひ見ながら一緒に作ってみてください。
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